第二次案内

第60回全国病弱虚弱教育研究連盟研究協議会並びに総会(宮城大会)
第46回東北地区病弱虚弱教育研究連盟研究協議会並びに総会(宮城大会)
第二次案内


 教育,医療,福祉の他,様々な専門分野の皆様,保護者の皆様が全国から集い,特別支援教育時代における病弱教育を切り開く全国大会を下記の要領により開催します。
 ここに全国から多数の方々にご参加いただけますようにご案内申し上げます。


平成31年4月1日
全国病弱虚弱教育研究連盟 理事長  松倉 雪美
(富山県立ふるさと支援学校長)
第60回全国病弱虚弱教育研究連盟研究協議会  
第46回東北地区病弱虚弱教育研究連盟研究協議会
宮城大会実行委員長 菅原 信治
(宮城県立西多賀支援学校長)

1 目 的
 病弱虚弱教育関係者をはじめ学校教育に携わる者が,日ごろの教育実践やその中で抱えている様々な課題について研究発表・討議し,病弱虚弱教育の深化と充実を図り,加えて今後の特別支援教育における病弱の子どもたちの教育のあり方を探る。
 
2 主 題
 児童生徒個々のニーズに応じた,生きる力を育む病弱教育のあり方
  ~多様化する病弱教育における指導や支援の充実~
 
3 主 催  全国病弱虚弱教育研究連盟
 
4 主 管  東北地区病弱虚弱教育研究連盟
 
5 主管校  宮城県立西多賀支援学校
 
6 協力校  宮城県立山元支援学校,宮城県立拓桃支援学校
 
7 後 援
  文部科学省  厚生労働省  宮城県教育委員会  仙台市教育委員会
  全国特別支援学校病弱虚弱教育校長会     全国特別支援学校病弱虚弱教育副校長・教頭会
  全国病弱虚弱教育学校PTA連合会      宮城県特別支援学校長会
  宮城県特別支援学級設置学校長協議会     宮城県高等学校長協会   宮城県小学校長会
  宮城県中学校長会   仙台市小学校長会   仙台市中学校長会
  宮城県特別支援学校PTA等連絡協議会    宮城県特別支援教育研究会
  社団法人日本筋ジストロフィー協会      公益財団法人日本教育公務員弘済会宮城支部
 
8 期 日

   2019年7月31日(水)     〔前日:全病長事務局会,全病連理事会等〕 

   2019年8月1日(木)~2日(金)〔当日〕
 
9 会 場    仙台国際センター (交通案内はこちら) 
        〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山無番地  TEL:022-265-2211(代表) 
        FAX:022-265-2485
        仙台駅 ―(仙台市営地下鉄東西線)― 国際センター駅 ―(徒歩1分)― 仙台国際センター
 
10 参加者
  全国の病弱虚弱教育に携わる教員・関係者,福祉関係者,医療関係者,行政関係者,企業関係者
  特別支援学校・特別支援学級の教職員,一般学校(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学,その他)
  保育園の関係者,保護者,NPO関係者 等
 
11 参加料 5,000円(参加費 3,000円 資料代 2,000円)  ※学生は2,000円(資料代のみ)

12 日 程
  ○前 日 7月31日(水)

全病長事務局会議 全病連理事会   東北病連理事会
14:00~15:00 15:00~ 16:00~
全病連研究推進委員会 発表打合せ・動作確認
14:00~15:00 15:00~16:00


  ○第1日 8月1日(木)全病連宮城大会第1日

受 付 開会式
全病連総会
60回記念講演 講 演
分科会Ⅰ
分科会Ⅱ 教育情報
交換会

8:50~
9:20

9:20~
10:00
10:10~
10:40
10:50~
12:10
13:10~
15:00
15:10~
17:00
18:30~
20:30
全病長全体会
全病長協議Ⅰ
全病長協議Ⅱ
全体報告会
12:50~
15:00
15:10~
17:00

 

  ○第2日 8月2日(金)全病連宮城大会第2日

受 付 特別講演 特別企画 閉会式 東北病連総会
8:30~9:00 9:00~9:50 10:00~11:10 11:20~11:35 11:40~12:10


 
13  分科会    分科会名及び指導助言者

 ≪分科会Ⅰ≫ 
①教科・領域の指導                  宮城教育大学特別支援教育講座教授   植木田 潤 氏 
②自立活動の指導,総合的な学習の時間の指導      関西学院大学教育学部教授       丹羽  登 氏 
③進路指導・キャリア教育,高校生支援         東洋大学文学部教育学科教授      谷口 明子 氏 
④センター的役割,地域・医療・労働・家庭との連携   京都女子大学発達教育学部教授     滝川 国芳 氏
⑤PTA                       全病PTA連合会事務局長       南風野久子 氏

  ≪分科会Ⅱ≫
⑥心身症・精神疾患のある子どもの指導         宮城教育大学教職大学院教授      村上 由則 氏
⑦重度重複・脳性まひ                 東北福祉大学教育学部教育学科教授   川住 隆一 氏
⑧筋ジス,慢性疾患                  国立特別支援教育総合研究所主任研究員 土屋 忠之 氏
⑨ICT                       宮城教育大学特別支援教育講座准教授  寺本 淳志 氏

 

14 60回記念講演 演題:「特別支援教育の現状と課題」
          講師:文部科学省 初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育企画官         佐々木邦彦 氏
 
15 講 演     演題:「学ぶことは生きること」
          講師:昭和大学大学院保健医療学研究科准教授                      副島 賢和 氏  
 

<プロフィール>
1966年,福岡県生まれ。都留文科大学卒業後,25年間東京都の公立小学校教諭として勤務。
2006年より品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内さいかち学級担任(赤鼻先生)。学校心理士スーパーバイザー。14年より現職。ホスピタルクラウン(病院で心のケアをする道化師)としても活動。赤い鼻をつけて子供たちと接する姿が注目を集め,日本テレビのドラマ「赤鼻のセンセイ」のモチーフにもなった。『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK総合)にも出演。


16 特別講演       演題:「(仮)今後の病弱教育に期待すること」
          講師:文部科学省 初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官           深草 瑞世 氏
 
17 特別企画    映画上映 ドキュメンタリー映画「続・車椅子の青春」(ありのまま舎) 

長兄亡き後,死と対峙する在宅筋ジス患者,そして彼の介護をする母,一家を支える兄。自らに許された唯一とも言える空間であるベッドの上で詩を書き,生きている証を求めようとした画家とその家族,三人の姿を描いたドキュメント。
 
ありのまま舎は1975年(昭和50年),当時の国立療養所西多賀病院(現:独立行政法人国立病院機構仙台西多賀病院)に入院する,進行性筋ジストロフィーの山田寛之・秀人・富也の三兄弟に共感した多くの若者たちによって設立された。重度の障害や難病を抱えた人が自らの生き方を全うでき,最後まで安心して生活できるような社会の構築を目指して活動している。
ありのまま舎では,活字だけでは伝えにくい,当事者視点でのドキュメンタリー映画や劇映画,アニメーションなどの作品を製作し,上映活動を行っている。

18 教育情報交換会
   日 時:2019年8月1日(木) 
   会 場:仙台ガーデンパレス (交通案内はこちら) 
           (〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡四丁目1番5号 TEL.022-299-6211) 
   会 費:6,000円
 
19 参加申込等(申込方法,申込期間)
  ①参加者経費
   参加費等     お一人  5,000円(参加費 3,000円,資料代 2,000円)
            学 生  2,000円 ※資料代のみ
   昼食代      大会1日目 8月1日(木) お一人1,000円(弁当・お茶付,希望者事前申込となります)
           ※大会2日目(8/2)は,お弁当はありません。
   教育情報交換会  お一人  6,000円

●申込取消につきましては,下記の通り取消料を申し受けます。

参加取消日 7月28日(日)まで 7月29日(月)以降
ならびに無連絡不参加
取消料率 無料 100%
昼食ならびに
教育情報交換会
取消日
7月28日(日)まで 7月29日(月)以降
ならびに無連絡不参加
取消料率 無料 100%


 
②申込方法
   名鉄観光サービス株式会社の登録専用サイトよりお手続きをお願いいたします。

   申込先  名鉄観光サービス株式会社 仙台支店  第60回全病連宮城大会  担当:内海・植松
        〒980-0021 仙台市青葉区中央4-10-3(仙台キャピタルタワー6階)
            TEL:022-227-3611  FAX:022-261-4623 E-mail:mamoru.utsumi@mwt.co.jp

  ③申込期間
   平成31年4月2日(火)~6月14日(金)
 
  ④参加費等の支払いについて
   申込み受付後に,名鉄観光サービス㈱より請求書を送付致します。お手元に届きましたら期日までにお手続きください。
 
20 宿泊予約

 No.  宿泊施設名  部屋タイプ(記号)  宿泊代金  会場までの所要時間
 1  ホテルレオパレス仙台  A  11,500円 東西線宮城野通駅南1出入口至近
国際センター駅まで4駅7分乗車
 2  ユニゾイン仙台
※6月25日以降新名称
「仙台ビジネスホテル駅前」となります
 B 9,000円 東西線仙台駅南2出入口から徒歩5分
国際センター駅まで3駅5分乗車
 3  ホテルユニサイト仙台  C  9,000円 東西線仙台駅南2出入口から徒歩4分
国際センター駅まで3駅5分乗車
 4  ホテルグリーンマーク  D  9,000円 東西線仙台駅南2出入口から徒歩5分
国際センター駅まで3駅5分乗車
 5  ホテルグリーンパシフィック  E  9,000円 東西線仙台駅北6出入口から徒歩3分
国際センター駅まで3駅5分乗車
 6  ホテルグリーンセレク  F  9,000円 東西線仙台駅北6出入口から徒歩6分
国際センター駅まで3駅5分乗車
 7  ホテルパールシティ仙台  G  9,000円 東西線青葉通一番町駅南1出入口徒歩4分
国際センター駅まで2駅3分乗車

●手配日:7月31日(水),8月1日(木)
 前泊(7/30)及び後泊(8/2)の手配を希望される方は,別途お問い合わせください。
●上記代金は,全て1泊朝食付・税金サービス料を含むお一人様当たりの金額です。
●禁煙・喫煙についてはご希望をお受けしますが,予約状況により希望に添えない場合がございます。
●予約の取消につきましては,下記のとおり取消料を申し受けます。 
 

取消日 6日前まで 5日前~前日まで 当日 12:00まで 当日正午以降
無連絡不参加
取消料率 無料 20% 50% 100%

      
21 問い合わせ先

第60回全病連宮城大会主管校事務局  
宮城県立西多賀支援学校内 事務局担当   及川 吉文

TEL:022-245-1183  FAX:022-245-8454 
E-mail:oikawa-yo678@td.myswan.ed.jp 
※参加申込先とは異なりますので,ご注意ください

 

【 発 表 内 容 】

① 教科・領域の指導   

学校名 青森県立青森若葉養護学校   発表形態 グループ(小学部)
発表代表者 教諭 石川 環    その他の発表者 奥山 喜子

発表テーマ 「人と関わる力を育てるための指導」

発表要旨
 本学部の児童は,相手の気持ちを考えずに関わったり,状況に合わない言動をしたりなど,コミュニケーション面や社会性に課題がある。また,失敗することに強い不安感を示すとともに、,受動的な姿勢も見られる。そこで,自立活動において,状況を考えた要求の仕方や相手のことを考えた話し合いの仕方を指導した。そして,各教科等や昼休みにおいて,身に付けたスキルを活用して,自分から発表や質問をしたり,友達や教師を誘ったりすることができるようになるための手立ての工夫をしてきた。その結果,望ましい方法で自分から関わろうとする様子が少しずつ見られるようになってきている。
学校名 大阪府立羽曳野支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 河村 知世

発表テーマ 「病弱支援学校分教室における体育授業について」

発表要旨>
 大阪府立羽曳野支援学校 大阪母子医療センター分教室には,小児がんをはじめとする慢性疾患,整形外科疾患,心身症等で入院治療をしている生徒が登校している。体育の授業では,点滴をしていたり,車椅子を使用していたり,治療のため体力が低下していたりと,活動に制限がある生徒が少なくない。様々な制約はあるが,生徒一人ひとりに応じた目標を設定し,楽しく,安全に授業が行えるよう,日々模索を続けている。今回は実践を通して生まれた,うまくいったこと・悩んでいることを中心に発表する。

② 自立活動の指導,総合的な学習の時間の指導

学校名 山形県立山形養護学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 穂積 淳子

発表テーマ 「本校のキャリア教育のあり方,しくみ作りについて」

発表要旨
 本校に入学してくる児童生徒の病気・障がいを見ると,最近は精神・発達障害が増えてきている。県で唯一の病弱養護学校として,このような児童生徒の実態に寄り添えるキャリア教育のあり方,しくみ作りが必要と考えた。現在取り組んでいる内容とそこに至るまでの経緯を紹介する。
学校名 東京都立武蔵台学園府中分教室   発表形態 個人
発表代表者 教諭 下村 太郎

発表テーマ 「夢を語り合う授業実践ーPATH(希望に満ちたもう一つの未来の計画)を活用して」

発表要旨
 総合的な学習の時間に進路学習・キャリア教育の一環として,自分自身や友達の将来の夢が実現するまでの手順を考えるPATHに取り組んだ。教員も交えて1グループ4名前後で組み,アイデアを色分けしたカードに書き記して対話を重ねた。夢が明確になったり,一緒に考えてくれた参加者に感謝の念を抱いたりするなどの効果が見られた。

③ 進路指導・キャリア教育,高校生支援

学校名 岩手県立一関清明支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 小須田 朋子

発表テーマ 「キャリア教育の視点を踏まえた総合的な支援のあり方について」

発表要旨
 高等部病肢通常学級の29,30年度のキャリア教育の視点を踏まえた進路支援の取り組みの紹介である。生徒の多様な実態や課題に合わせ,自立活動、総合的な学習の時間,学校設定教科「産業社会と人間A・B」,卒業生支援の実践を通じて,多角的な観点からの進路支援を行い,生徒の変容と課題に迫った。
学校名 京都市立桃陽総合支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 篠原 淳子

発表テーマ 「同時双方向型配信授業の可能性 出席認定につながった高校生支援の成果と課題」

発表要旨
 小児がん等で入院治療中の高校生にとって,ICTを活用して在籍高校とつながる環境を整えることは,心理的サポートに有効であり,復学支援につながる。平成27年度には高等学校の全日制・定時制課程における遠隔教育が制度化された。当校においては平成23年度よりICTを活用した配信授業に取り組んでいる。そのような背景をもとに,病弱特別支援学校のセンター的機能を活かし,在籍高校と連携を図り,同時双方向型配信授業の支援に取り組んだ。

④ センター的役割,地域・医療・労働・家庭との連携

学校名 北海道札幌市立山の手養護学校   発表形態 グループ(研究部)
発表代表者 教諭 本間 尚史    その他の発表者 島澤 しおり

発表テーマ 「病弱特別支援学級・学校における実践上の困難と解決への試み」

発表要旨
 病弱特別支援学校及び病弱特別支援学級における実践上の困難の解決に向け,数校の病弱教育に関わる教員が双方向通信を用いる等,協働して取り組んだ2つの実践報告である。S市内にある病弱特別支援学級(小学校)と特別支援学校(小学部)が協働して授業実践を行った結果,集団規模が確保され,主体的に活動に取り組む児童の姿を引き出すことができた。2校の特別支援学校(中学部)による双方向通信を用いた生徒会活動の実践に取り組み,同年代の生徒と出会うことで高揚感や一体感を高めていたり,同じ疾患の生徒と出会うことで安心感を得て今後の活動への期待を高めたりする姿が見られた。今後は,病弱教育に関わる学校や学級が協働して実践をより推進し,実践上の知見を蓄積し続けていくことが病弱教育の学びの充実に必要である。
学校名 熊本県立黒石原支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 真金 千草

発表テーマ 「地域支援と病弱特別支援学校としての県域における支援」

発表要旨
 担当エリアにおける発達障がいをはじめとする様々な障がい種の支援では,PDCAサイクルで検討できる課題解決型の方法を用いて,チームアプローチによる現場の課題解決力向上を図るように取り組んでいる。効果として,児童生徒の特性に応じた手立ての実行による課題改善と校内支援体制への有効性があると考察する。また,県域の病弱虚弱教育支援では,「教育相談ちらし」を作成・配布し,各特別支援学校とも協力をしながら取り組んでいる。効果として,病弱特別支援学校としてのセンター的機能を発揮するに当たっての,県域の病弱虚弱教育支援の周知につながっていると考察する。

⑤ PTA

学校名 北海道札幌市立山の手養護学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 栗山 達史

発表テーマ 「PTA研修会の充実に向けて」

発表要旨
 児童・生徒の人数が減少傾向にある中、PTA活動に携われる保護者の人数も共に減少傾向にあり、PTA活動の見直しも求められている。これからの病弱教育を支えるPTA活動とはどうあるべきなのか。また保護者同士がお互いに共感し、子どもの将来の役に立つ研修とはどうであろうかを考える。
学校名 東京都立光明学園   発表形態 グループ(光明学園病弱部門PTA)
発表代表者 PTA会長 古川 昌子    その他の発表者 清水千鶴子,和泉 智乃

発表テーマ 「併置校としてスタートしたPTA活動」

発表要旨
 歴史のある肢体・病弱の両校が併置校として学園となりスタートしたPTA活動の現在に至るまでと今後の展望。
学校名 福井県立福井東特別支援学校   発表形態 個人
発表代表者 PTA会長 小越 咲子

発表テーマ 「参加して,学び,楽しみ,元気が出るPTA活動をめざして」

発表要旨
 本校には,PTA活動に主体的に取り組み,活性化させるために,「参加して,学ぼう,楽しもう,元気になろう!」というPTA活動のスローガンがある。私たちは,このスローガンを実現できるようなPTA活動をめざし,取り組んでいる。PTA組織,各事業の活動内容,成果と今後の課題等について発表する。
学校名 徳島県立鴨島支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 新居 由紀子

発表テーマ 「本校のPTA活動について」

発表要旨
 本校は,独立行政法人国立病院機構徳島病院に隣接する,病弱・肢体不自由の児童生徒が在籍する特別支援学校である。近年,児童生徒数が減少傾向で,今年度は児童生徒数23名の小規模校である。県内の遠隔地から通学している児童生徒や,県外から徳島病院に入院して本校に通学している児童生徒も在籍する。そのため,PTAとして組織的な活動が厳しい状況である。少人数の小さな組織ではあるが,本校が実施しているPTA活動の現状を報告する。
学校名 宮崎県立赤江まつばら支援学校   発表形態 個人
発表代表者 PTA会長 渡久山 武志

発表テーマ 「病弱特別支援学校のPTA活動の取り組みについて」

発表要旨
 本校は児童生徒の転出入が多く,年間を通してPTA活動を支える保護者の数も非常に少ない中,組織編成や業務の精選などを行い活動している。これまでの取り組みをまとめ,発表する。
学校名 宮城県立山元支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 佐藤 明美

発表テーマ 「本校のPTA活動について」

発表要旨
 PTA活動内容についての発表
 ・つきいち茶話会  ・PTAバザー  ・炊き出し訓練  ・PTA研修部の防災等 について

⑥ 心身症・精神疾患のある子どもの指導

学校名 埼玉県立けやき特別支援学校伊奈分校   発表形態 グループ(小・中学部)
発表代表者 教諭 石本 直巳    その他の発表者 中里 早苗

発表テーマ 「心身症・精神疾患のある子どもの復学支援に生かす取組~集団における自立活動『キャリア・スタディ』の実践を通して~」

発表要旨
 これまで精神疾患,心身症のある児童生徒への自立活動は「個別」に行っていることが多かった。しかし,復学後の生活を考えると集団での活動に慣れることや,社会性を学ぶことは大変重要である。そこで,昨年度より本校でスタートした集団で行う自立活動の取り組みについて紹介し,その効果についても検証していく。
学校名 香川県立善通寺養護学校   発表形態 グループ(研究部)
発表代表者 教諭 藤田 五郎    その他の発表者 喜田 有紀

発表テーマ 「授業を通しての「生きる力」「生きぬく力」の形成につながる指導内容の研究
       合理的配慮の提供を明確化した指導の進め方について」

発表要旨
 学校全体での研究として実態把握や授業評価・改善に取り組むことを通して,精神疾患のある児童生徒の実態に合わせた教科指導における合理的配慮を明確にして「生きる力」の形成につながる指導に取り組んだ研究実践。



⑦ 重度重複・脳性まひ

学校名 秋田県立ゆり支援学校道川分教室   発表形態 個人
発表代表者 教諭 藤田 智子

発表テーマ 「人との関わりを広げる授業づくり~自分の気持ちを表し,伝える姿を目指して~」

発表要旨
 本分教室では,周囲からの働き掛けを受け止め,自分の気持ちや思いを表して他者と関わろうとする力を育むことが,自分らしく豊かな生活を送ることにつながると考え,人との関わりを広げる授業作りに取り組んだ。本分教室で大切にしている児童生徒が主体的に活動するための分かりやすい状況づくり「言葉掛け」「姿勢づくり」「教材・教具の工夫」「授業展開」からなる4つの観点に沿った授業実践(自立活動「朝の活動・朝の会」)について紹介する。
学校名 埼玉県立蓮田特別支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 児島 英一郎

発表テーマ 「自己選択を支援する指導の実現によるコミュニケーションの変容」

発表要旨
 自己選択を促す指導の工夫により,児童が「安心感」と「自信」を高めることで,自分の良さに気付き,よりよい表現を身につける教育による具現化。

⑧ 筋ジス,慢性疾患

学校名 秋田県立秋田きらり支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 須田 孝子

発表テーマ 「デュシャンヌ型筋ジストロフィー中学部男子が自分の力を発揮する授業づくり」

発表要旨
 新しい活動に向かうことに苦手意識がある生徒に,「できた」「役に立った」等の自己肯定感を得ることができるような課題設定を行う。できる体験を重ねたことにより,新しいことにも好奇心をもち,「知りたい,やってみたい」と興味関心や意欲が高まる。そのことにより,障害から派生する困難さや不安感が軽減され,自分の力を十分に発揮しようとする姿を目指した事例である。
学校名 大阪府立刀根山支援学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 三澤 誠一

発表テーマ 「筋ジストロフィーのある生徒の学校卒業後を見据えてのアプローチ ”生徒たちの未来のために”」

発表要旨
 本校教育部では,筋ジストロフィーのある児童生徒を対象とした教育を行っている。四肢の自由な活動が制限されている生徒の病状を踏まえ,毎年,ICT機器を活用して生徒が作成したRPGゲームの大会を実施。他にも修学旅行実施に向けての工夫等,本校で行っている実践報告を行う。

⑨ ICT

学校名 青森県立浪岡養護学校   発表形態 個人
発表代表者 教諭 沢目 武寿

発表テーマ 「不登校や入院により登校して学習することが困難な生徒への学習の機会の確保~ICT機器(iPadとKubi)を活用した遠隔授業~」

発表要旨
 不登校や入院により,登校して学習することが困難な生徒に対し,学習意欲の向上や学びの質を高めるためのICT機器(iPadとKubi)を活用した遠隔授業の実践研究
学校名 東京都立墨東特別支援学校   発表形態 グループ(病弱教育部門 つばさ病院訪問学級)
発表代表者 教諭 久保田 智子    その他の発表者 つばさ病院訪問学級教員(H29, 30担当)等

発表テーマ 「つばさ病院訪問学級における分身ロボットOriHimeの活用について」

発表要旨
 分身ロボットOriHimeを使用した前籍校への復学前の支援の方法や,関係先との連携について。また,OriHimeを活用した疑似体験授業についての例をいくつか紹介する。