特別支援教育研究会
令和元年度専門性向上研修会
11月27日(水)に、独立行政法人国立病院機構仙台西多賀病院リハビリテーション科の理学療法士片山望氏を講師にお迎えして、「筋疾患のある児童生徒のリハビリテーションについて」のテーマで研修会を実施しました。「デュシャンヌ型筋ジストロフィー」と、「筋ジストロフィー患者へのリハビリテーションの観点」についての基礎的な知識をベースとして、姿勢管理の重要性について講義をして頂きました。進行性の疾患において、環境調整を常に意識した取り組みをしていくことの大切さとその具体策について、わかりやすい資料と演習からすぐに役立つ内容となるものでした。
参加者からは、「筋ジストロフィーについて理解を深めることができただけでなく、対応の仕方や考え方を改める良い機会となりました。」「リハビリテーションの本来の意味を初めて知り、特別支援学級の担当として、大変大きな収穫でした。考え方が定まりました。」などの感想が寄せられました。
平成28年度特別支援教育研修会「病弱教育研修会」
病弱教育研修会 -8月19日(金)-
宮城教育大学の准教授,植木田潤先生による「学びを支える『心の発達』とは ~発達障害と二次障害への理解と対応~」の講演会を実施しました。先生は,はじめに『障害とは何か』ということを投げかけられてから,障害があってもその背景によって社会参加のしやすさは異なるということや,発達障害の子供たちの生きづらさを,図や具体的な例を取り上げて分かりやすく話してくださいました。
参加者からは,「大変分かりやすく,障害の特性や支援・理解の仕方について学ぶことができた。」「具体例がたくさんあり,日常的な学校生活に大変参考になった。『理解する』ということを,もう 一度見直したい。」「子どもに寄り添って,小さなことも理解することの必要性をひしひしと感じた。」等の感想が寄せられました。
平成28年度特別支援教育研修会「算数(計算障害)教育研修会」
算数(計算障害)教育研修会 -7月29日(金)-
本校渡部敬主幹教諭による「知的障害,LD(計算障害)の児童生徒への効果的な計算指導について ~色そろばんを使って~」の研修会が,昨年度に続いて行なわれました。参加者には「今年も,色そろばんを学びに来ました。」という方もいました。
渡部先生からは,即時的認知能力の重要性と,指導の際にいかに飽きさせないで練習をさせていくかが大切であるとの話がありました。色そろばんを使っての演習では,足し算・引き算を体験した後,かけ算・わり算指導の前段階である倍数の体験や半分の数の体験も行いました。
参加者からは,「色そろばんを使うと繰り上がり繰り下がりが自然に身に付くように感じた。」「現在,色そろばんを使って学習を進めている。今後も続けて暗算までつなげていきたい。」等の感想が寄せられました。