Aコースの紹介

○Aコースは,日常生活の指導,自立活動,特別活動を中心とした課程です。生徒一人一人の実態に応じた教材教具を工夫し,個々の生徒の諸感覚への多様な働きかけを行いながら,学習環境を整えるようにしています。昨年度は,病室(ベッドサイド)から移動できないため修学旅行に行けない生徒も病棟で東京や大阪の学習をしました。同級生に本人の代わりの人形を連れて行ってもらいながら,旅行の写真を撮ってきてもらって,思い出アルバムを増やすことができました。

ベッドサイド学習   

○今年度は,病院に入院している生徒の病室(ベッドサイド)学習を主に行っているので,病院スタッフとの連携を図りながら,学部の生徒との交流も行っています。年に2回の進路体験学習では,病棟の保育士が主体となっての療育活動に参加しました。前期は,七夕飾りを制作し短冊を学部の生徒や病院スタッフに書いてもらって,病室(ベットサイド)に届けてもらいました。後期は,ハロウィンの仮装をして,一緒に写真撮影をするなどの交流活動を行っています。

進路体験学習での療育活動 七夕飾り 

 

学習の様子

○日常生活の指導では,1日の始まりを感じられるように,同じ曲で,タッピングをするなどしてから,呼名,出席シール貼り,素材の違うカードを使った天気調べ,今月の歌などの流れで毎日行っています。

出席シール貼り 天気調べ 今月の歌

○自立活動では,生徒の実態に応じて,大きく6題材で学習しています。 「手指・足指のマッサージ」をすることで,拘縮の防止やリラックスをすることをねらいに行っています。

手指のマッサージ 足指のマッサージ サッカーボールをコロコロ

・「感触遊び」では,粘土や砂の感触や温かい冷たいなどの感触,振動などの刺激,手指にいろいろな素材を感じるような感触遊びなどを行っています。

もちを焼こう金魚すくい砂の感触は? 

・「制作活動」では,手に触れたときにいろいろな感触を味わえるような素材を使い,季節に応じた飾りを作り,教室や廊下に掲示するようにしています。

ひな飾り  とんとん相撲 ひな飾り

・「音楽活動」では,ウクレレやギターなどの弦楽器に触れて,音の響きや振動を感じたり,打楽器を用いて,リズムを体で感じられるような活動を行ったりしています。また,月に一回外部講師の音楽療法を15分程度受けています。

鉄琴 ウクレレ 箏 

 ・「お話の世界」では,絵本の素材に触れて,感触を味わったり,話の内容に合わせて小道具などを一緒に作って,主人公に扮したりして,楽しむなどの活動を行っています。

   

 ・「交流活動」では,高等部の他コースの生徒に病室(ベッドサイド)に訪問してもらっています。ゲームや活動の報告などを一緒に体験することで,関わりを深められるようにしています。病棟スタッフの協力もあり,交流の幅が広がってきています。また,同じ病棟の児童との関わりを持てるように,ゲーム大会,調理実習なども月に一回程度行っています。月ごとに制作した作品を使って,カレンダー作りもしました。昨年は,高等部の各教室や病棟スタッフ,校長室,保健室や外部講師の先生などにもプレゼントしました。

 他コースとの交流  カレンダー

○特別活動
儀式的行事,学部の行事,スポーツ交流会,音楽鑑賞会,文化祭などの行事を病室(ベッドサイド)で行っています。文化祭では,学習の様子を映像で発表したり,作品や活動の様子を写真展示したりしています。

   音楽鑑賞会