麻田機長と鳩、そして遊覧飛行
鳩が取り結んだ心温まるエピソードを紹介します
昭和33年ごろのお話です。当時、少年たちの間では伝書鳩の飼育熱が盛んでした。
昭和33年3月に岩沼町立玉浦小・中学校矢野目分校(愛称「玉浦ベッドスクール」)を卒業した 第1回卒業生が卒業記念に鳩を贈ったのがきっかけで、療養所の患者と子どもたちがベッドスクールで鳩を育てるようになりました。
ありあわせの木材で鳩舎を作り、また近所の郵便局員の野村さんが鳩の飼育・訓練を買って出て、その結果、まもなく鳩は子どもたちの実家と 分校との間で手紙を運ぶ役を務めるようになり、鳩は分校のアイドルになりました。
当時の鳩の所有権証
鳩の足につけて文書を運ばせた通信管
鳩の訓練に出発