学校だより「紅堂」
令和3年4月号
「新年度に当たって」 校長 柳沼 裕
例年より早く桜が開花し,春満開の暖かな日差しの中で,令和3年度の始業式を迎えることができました。私は,このたびの人事異動で,丸森町教育委員会から着任しました 柳沼 裕(やぎぬま ひろし)と申します。今年度は,児童生徒の在籍数は35名,教職員は看護師も加えて総勢で57名のスタートとなります。どうぞよろしくお願いします。
残念ながら,宮城県においても新型コロナウイルスが猛威を振るう状況に改善の兆しは見えてきておりません。昨年までと同様,感染を防ぐための様々な配慮が必要であったり,楽しみにしていた行事が中止や延期となったりしてしまうことは当面避けられそうもありません。保護者の皆様のご苦労やご心配も,解消するまでにはまだしばらくかかるかもしれません。『雲外蒼天』 この言葉は,以前お世話になった先輩から教えられ,好きになった言葉です。困難の先には明るい未来がある。困難を乗り越え,努力して克服すれば,快い青空が望めるという意味の言葉です。保護者の皆様としっかりと手を取り合い,この状況の中で,子供たちにしてあげられるベストは何なのかを探りながら,明るい青空を目指して一緒に進んで行きたいと考えています。
この学校に着任して玄関から校舎内に入ったときに,廊下の正面に 『明るく 強く がんばる子』 という本校の“合い言葉”の額が掲げられていることに気づきました。子供たちには,この言葉のように明るく楽しくそして自分の選んだことに熱中できる,そんな学校生活を送ってほしいと思っています。そのためにも,私たち教職員は,児童生徒の可能性を信じ,一人一人を大切にし,明るく,心豊かに,たくましく,生き甲斐のある生活を送ることができるように,学校と病院の連携を強めて,誠心誠意努力していきたいと思っています。保護者の皆様にも,本校教育活動に対するご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
~今年度の学校経営方針~
1 学校教育目標
自らの病気や障害を乗り越え,力いっぱい努力して明るく生きがいのある生活を送ることができる児童生徒を育てる。
2 目指す児童生徒の姿
(1) 強くたくましい意志をもち,主体的に学習に取り組む児童生徒
(2) 真実や美しさを愛し,豊かな心をはぐくむ児童生徒
(3) 深く知識を求め,よく考えて自らを高めようとする児童生徒
(4) 生命を尊び,思いやりをもって人のために尽くす児童生徒
3 学校運営方針
(1) 常に研究と修養に励み,教育者としての資質の向上に努める。
(2) 教育と医療の連携により,安全で安心な教育環境の整備に努める。
(3) 多様なニーズに応じて,その能力や可能性を最大限に伸ばす教育に努める。
(4) 社会参加と自立に向けた教育に努める。
(5) カリキュラム・マネジメントによる社会に開かれた学校づくりに努める。
(6) センター的機能の充実に努める。
(7) 新しい生活様式を取り入れた授業実践の充実に努める。
4 本年度の重点目標
(1) 特別支援教育の専門性向上
・児童生徒の能力と可能性を伸ばす教育の実践と研究
・研修による知識と教育技術の向上
・自立活動の概念理解と指導力の向上
・障害者理解による児童生徒に寄り添う適切な教育
・外部専門家と連携した支援技術の向上
(2) 学習内容の改善と充実
・カリキュラム・マネジメントによる授業の評価と改善
・自立活動の実態把握から指導内容にいたるまでの評価
・キャリア教育と職業教育の充実
・教務支援システムを活用した個別の指導計画に基づく適切な授業実践
・授業実践における三観点別評価の推進
(3) センター的機能の充実
・心身症,精神疾患の子供への教育支援
・一時入院児童生徒への教育支援
・就学指導等に関する教育相談機能の充実
<今月の予定>
~7日(水)学年始休業日
8日(木)新転任式,第1学期始業式 午前授業11:30下校
9日(金)午前授業11:30下校 入学式13:30~
12日(月)~14日(水) 小1午前授業11:30下校
14日(水)対面式
16日(金)小:発育測定
20日(火)中:発育測定
21日(水)高:発育測定
26日(月)循環器検診13:30
28日(水)中:入学・進級を祝う会